20年前のモデルですので、オリエントの公式サイトにもニュースリリースなどが載っていないモデルです。多くの方がこのモデルの凄さを知らずに何となくレアな個体だという認識位でやり取りをされているのを散見します。販売開始時期は2003年頃。オリエントのワールドタイム／GMTモデルの最初期のモデル。文字盤のカラーバリエーションはブラック（WZ0011FA）、ブルー（WZ0031FA）、ホワイト（WZ0021FA）の3パターンで定価は50,400円でした。まだ消費税率5%時代ですね（笑）自動巻き（手巻き無し）、ハック機能無し、パワーリザーブ40時間以上、パワーリザーブインジケーターあり、風防は球面サファイアクリスタル、シースルーバック、5気圧防水、日差+25～-15秒。リューズを除くベゼル径は実測で38.5㎜。都市名が刻まれた太めのベゼルと風防内部の24時間計のおかげで文字盤自体は小さめなので、若干小ぶりな印象です。ただ厚みは13㎜で、細身ブレスの腕時計にしてはずっしりとした重みを感じます。 ホワイト文字盤にシルバーのハンド、文字も細めのセリフ書体で、情報量は多いながらスッキリとした印象で、とにかくクール。そして美しい1本です。つい最近、普段使い用に入手して行き着けの時計屋で軽く状態を見てもらったものの、同時期にハミルトンのマーフ38をとてつもない安値で運良く知り合いに譲って頂き、そちらをサブウォッチとして日常使いする事にしました。ハミルトンのマーフ38は黒文字盤なので、白文字盤で激レアな1本を手元に残しておいても良いかなと、数日悩みました。しかしながら、いくら安く譲って貰ったとはいえマーフ38は中古でも10万円前後が相場なので、それなりの出費にはなりましたし、マーフ38用にステンレスベルトも別途入手しましたので、お財布事情が厳しくなり出品を決意しました。とりあえず、入手した金額と軽い点検などの費用を差し引き±0円になればと思っています。※2003年のカタログページも載せておきます。（写真8枚目）